- 中級者向けの将棋の上達法を知りたい!
- 有段者になりたいけど、級位者のまま伸び悩んでいる。
- 戦法、囲いを一通り覚えて、次のステップに進みたい!
こんな人向けに級位者を脱出するための将棋の上達法を紹介していきます。
級位者と有段者の違いとは?
脱級位者を目指す上でも、級位者と有段者の違いは知っておきたいところですよね。
しかし、残念ながら級位者と有段者の違いを明確に分ける基準はありません。
ただ個人的に級位者と有段者の違いを分けるなら、
- 駒組みの手順を理解しているか?
- 歩を活用できているか?
- 三手先を読めているか?
これに尽きると思っています。
僕自身、将棋道場で初段に昇段した時は、この辺のことを身に付けてきた頃でした。
今回は、級位者を脱出して有段者になるためにも、「駒組みの手順を理解する」「歩を活用する」「三手先を読む」を身に付けれる将棋の上達法を紹介していきます。
有段者になるための将棋上達法
定跡の本を読む(駒組みの手順を理解する)
最善手に従った駒組みを理解する上で、得意戦法の定跡は知っておきましょう。
なんとなく形だけをマネた駒組みではなく、定跡の手順に従った駒組みを覚えることで、駒組みの段階で作戦負け→そのまま終盤にひびいて敗北という負け方が少なくなります。
定跡を覚えるといっても、全ての定跡を一から十まで理解する必要はありません。最低限、自分のメインで使用している戦法の定跡は覚えておきましょう。
いまは将棋アプリやwebサイトでも定跡を勉強できる時代ですが、相手の指し手に合わせた網羅的な変化を覚えるにはやはり書籍がおすすめです。
歩の手筋を覚える(歩を活用する)
歩を活用するためには歩の手筋を覚えましょう。
歩の手筋を覚えることで、攻めのキッカケ作りや、駒の配置をずらしたりといった、歩の効果的な使い方が分かるようになります。
実際、歩を使った手筋がバシバシ飛ぶようになるのも、初段くらいの棋力からです。
歩を持ち駒にしたときに、歩を使った手筋を自然に探せるようになったら、有段者の実力に近づいてる証でもあります。
詰将棋を解く(三手先を読む)
三手先を読む練習として3手詰めの詰将棋をおすすめします。
将棋も終盤に入り寄せの段階。相手の王将を詰め損ねた結果、大量に駒を渡してしまって逆転負け…そんな経験はないでしょうか。
将棋において終盤の凡ミスは勝敗に直結します。特に相手の玉を詰ませるには沢山の駒が犠牲になるため、詰め損ねたなんて失敗は許されません。
そんな終盤の凡ミスを少なくするためにも詰将棋を解きましょう。※3手詰めの問題をスラスラ解けるようになれば級位者の卒業は近いです。
※初段くらいの棋力の人は、だいたい3手先が読めるといわれています。
実戦編:なるべく有段者と勝負する
級位者を卒業して有段者に昇段したい人は、なるべく実戦は有段者と勝負するようにしましょう。
将棋の上達には対戦相手の指し手を覚えて真似てみるのも大切です。その指し手を真似る相手が級位者なら、当然同じレベルの指し手しか学べないことになります。
将棋道場に通っていた頃、負けるのが嫌だからといって、自分と同じレベルの相手としか対戦しない人がいましたが、毎日実戦を続けても一向に昇級できていませんでした。
級位者、有段者を問わず、目の前の勝ち負けにこだわって、格上と勝負したがらない人ほど、実力が伸び悩んでいる傾向が強かったです。
級位者を卒業したい人は、将棋の上達という本来の目的を忘れずに、実戦は有段者と勝負するようにしましょう。
まとめ
以上、級位者を脱出するための将棋上達法でした!
記事の内容をまとめると、
- 級位者と有段者の違いは「駒組みの手順を理解してるか」「歩を活用できているか」「三手先を読めているか」
- 有段者になるための上達法は定跡の本を読む、歩の手筋を覚える、3手詰めの詰将棋を解く
- 実戦はなるべく有段者と勝負して、相手の指し手から学ぶ気持ちが大事
こんな感じになります。それでは!