- 将棋の序盤ってどう指せばいいの?
- 序盤の基本的な指し方が分からない…
こんな疑問をお持ちの方に向けて、将棋の序盤の基本的な指し方・セオリーを解説していきます。
序盤の指し方・セオリー
将棋の序盤には定跡というある程度決まった指し方のテンプレートはありますが、「これさえ指しておけば間違いない!」なんて都合のいい指し方はありません。
序盤の指し方は使用する戦法、急戦or持久戦、相手の対応によって多様に変化していきます。
ただ序盤の基本的な動き・セオリーをあえて言うなら、それは※駒組みをするです。
例えば矢倉棒銀を例にして説明すると、

このようにいつ戦いが起こってもいいように、王将を囲う+戦法の基本形を作る(攻撃の態勢を整える)のが駒組みになります。
中盤以降の戦いに備えて、この駒組みを行う動きが、将棋の基本的な序盤の指し方です。
駒組みのやり方
将棋の基本的な序盤の指し方は駒組みだ!といわれても、肝心の駒組みのやり方が分からない人も中にはいると思います。
駒組みのやり方を理解するには、まずは王将の囲い方と戦法の基本形を覚えましょう。


駒組みにはある程度決められた指し方や手順が存在しますが、最初は手順なんてものは気にせずに形を真似てみるだけでも十分です。
キレイな指し方や手順も一から覚えたい!という場合は、気になった戦法の定跡本を一冊読んでみるのをおすすめします。
序盤のセオリーが通じない時もある
序盤の基本的な指し方は駒組みをすることと説明しました。ただし、この駒組みの概念(王将を囲う+戦法の基本形を組む)が通じない場合もあります。
それは最序盤からお互いの駒がぶつかり合うような激しい戦いになった時です。
相居飛車を例にして説明すると、

このように駒組みの段階の前から、激しい戦いになったら、王将を囲う+戦法の基本形を組むといった序盤のセオリーは崩れたと判断して大丈夫です。
このような状況になった場合は、序盤をすっ飛ばして中盤に入ったと考え、駒組みを放棄して※中盤以降の指し方にシフトしましょう。
まとめ
以上、将棋の基本的な序盤の指し方・セオリーでした!
記事の内容をまとめると、
- 序盤の基本的な指し方は駒組みをする
- 駒組みは王将を囲う+戦法の基本形を組む
- 最序盤で激しい戦いなったら序盤のセオリーは通用しない
という感じになります。
もし序盤の指し方を網羅的に学習したいという人は、羽生善治のみるみる強くなる将棋入門(序盤の指し方)がおすすめです。
序盤のセオリーがこれでもかと凝縮された一冊なので、序盤の指し方が分からないという悩みの解決につながるはずです。
