初心者向けのおすすめ戦法ってないの?
初心者でも簡単に勝てる戦法が知りたい!
こんな人向けの記事になります。
- 将棋の戦法ってなに?
- 初心者におすすめの戦法(始めたばかりの人向け)
- 初心者におすすめの戦法
将棋の戦法ってなに?
将棋における戦法とは、効果的な攻め方のことです。
思うまま適当に指すより、戦法を覚えて戦ったほうが、手堅い将棋を指せるようになります。
いろんな戦法があって目移りしますが、初心者の内はまず一つの戦法を覚えて使ってみましょう。
初心者におすすめの戦法(入門編)
将棋のルールを覚えたばかりの人向けの戦法を紹介していきます。
手順も簡単で覚えやすいメリットはありますが、相手が強くなるにつれ通じにくくなる戦法です。初心者同士で戦う分には十分通用するので、将棋を始めたばかりの人の取っ掛かりに最適な戦法です。
棒銀(ぼうぎん)
棒銀戦法は居飛車のまま銀を飛車先に繰り出していって、2筋の突破を狙っていく、シンプルかつ破壊力のある戦法です。
上画像のように銀を2六の位置に置くのが棒銀戦法の基本形になります。
この後は1五銀と上がってからの2四歩と突くのが狙いです。
この形になったら棒銀戦法としては成功です。
その後は△2四同歩→▲2四同銀→△2三歩打→▲2三銀成と進み、
棒銀の狙いである2筋の突破が成立しているので成功になります。
初心者向けの戦法としてよく紹介されているだけあって、手順も簡単で狙いもハッキリしているので、将棋を始めたばかりの人におすすめの戦法です。
▲2六歩△8四歩▲2五歩△3二金▲3八銀△3四歩▲2七銀△8五歩▲7八金
△8六歩▲8六歩△8六飛▲8七歩打△8二飛▲2六銀△7二銀
雀刺し(すずめざし)
雀刺しは飛車角桂香を端に集中させて、1筋の突破を狙う戦法になります。
上画像から1四歩と突いて、
最終的に1筋の突破が成立すれば雀刺しは成功です。
駒の効きを一か所に集中する戦法なので、駒のぶつかる地点にお互いの駒が何枚ずつ効いているか数える足し算の練習にも適しています。
駒の配置も特徴的なので、初心者の人でも形で覚えやすい戦法です。
▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △8五歩 ▲7七銀 △3四歩 ▲5六歩 △6二銀 ▲7八金 △5四歩 ▲4八銀 △4二銀 ▲5八金 △3二金 ▲6九玉 △5二金 ▲3六歩 △4一玉 ▲7九角 △3三銀 ▲1六歩 △3一角 ▲1五歩 △6四角 ▲3七桂 △7四歩 ▲1七香 △4四歩 ▲1八飛 △4三金右 ▲2五桂
初心者向けの戦法(中級編)
中級編のおすすめ戦法は手順は少し難しいものの、相手の棋力に左右されることなく使用していける戦法になります。ある程度将棋に慣れてきたら、ぜひ使ってみましょう。
四間飛車
四間飛車は▲6八に飛車を振って戦う、振り飛車といわれる戦法です。
陣地を固めつつ、お互いの飛車角交換を目指して戦うのが基本になります。
手順も比較的簡単で初心者から上級者まで幅広く愛用されている人気の戦法です。
▲7六歩 △8四歩 ▲6六歩 △8五歩 ▲7七角 △3四歩 ▲6八飛 △6二銀 ▲7八銀 △5四歩 ▲4八玉 △5二金右 ▲3八玉 △4二玉 ▲5八金左 △1四歩 ▲1六歩 △3二玉 ▲2八玉 △7四歩 ▲3八銀 △4二銀 ▲6七銀 △5三銀左 ▲5六歩
石田流三間飛車
▲7六歩 △3四歩 ▲6六歩 △8四歩 ▲7八飛 △6二銀 ▲7五歩 △8五歩 ▲7六飛 △8四飛 ▲6八銀 △6四歩 ▲6七銀 △6三銀 ▲9六歩 △5二金右 ▲4八玉 △4二玉 ▲3八玉 △3二玉 ▲5八金左 △1四歩 ▲1六歩 △2四歩 ▲7七桂 △2三玉 ▲9七角 △3二銀
石田流三間飛車は盲目の棋士・石田検校が生み出したとされる戦法です。
振り飛車は居飛車側の攻めを捌く、受け身の展開になりがちですが、石田流三間飛車は自分から積極的に攻めていける戦法になります。
- 石田流三間飛車は攻撃的な振り飛車戦法
- 理想形を作ると負けにくいアマチュアに人気の戦法
右四間飛車
▲7六歩 △3四歩 ▲4八銀 △4四歩 ▲4六歩 △6二銀 ▲4七銀 △4二銀 ▲5六銀 △3三銀 ▲6八玉 △3二金 ▲7八玉 △5二金 ▲5八金右 △4一玉 ▲4八飛 △4三金右 ▲3六歩 △5四歩 ▲3七桂
右四間飛車は飛車角銀桂を4筋に集中して突破を狙う戦法です。
単純な戦法ですが、受け手を少しでも間違えれば即崩壊するくらいの破壊力があります。
手順も簡単なので、初心者向けの勝ちやすい戦法として人気です。
- 右四間飛車は4筋に駒を集中させて突破を狙う戦法
- 単純かつ破壊力のある初心者に人気の戦法
まとめ
以上、将棋初心者におすすめの戦法(入門編~中級編)でした!
記事の内容をまとめると、
超初心者向け戦法(入門編)
- 棒銀
- 雀刺し
初心者向け戦法(中級編)
- 四間飛車
- 石田流三間飛車
- 右四間飛車
という感じになります。それでは!