どうも泡さんです。
この記事では、将棋の序盤の進め方や考え方を解説してみようと思います。
序盤・中盤・終盤のうち『序盤は具体的に何を意識して指せばいいの?』なんて疑問をお持ちの方に参考にして頂けたら幸いです。
内容的にはルールを覚えたばかりの人~3級程度までの棋力の人を想定しています。
序盤の進め方
まずは戦法を決める
最初の一手を指す前に、自分の使用する戦法を決めておきましょう。
基本的に序盤は駒組みから始まるのですが、予め戦法を決めないと駒組みの仕様がありません。
居飛車なら▲2六歩。振り飛車なら▲7六歩と突くのが一般的です。
自分の使用する戦法を決めたら、次は駒組みの段階に入っていきます。
戦法を決めたら駒組み
戦法が決まったら、次は駒組みの段階です。
駒組みは戦法事に理想となる形があるので、自分の扱う戦法の理想形を覚えておきましょう。
例えば四間飛車なら、上画像の先手側のような陣形を序盤は目指していきます。
駒組みの手順や理想形は戦法によって変わってくるので、この辺りは自分の使用する戦法の定跡や理想となる形を簡単にでも覚えておくと良いかもしれません。
お互いの駒がぶつかり始めたら中盤
駒組みが終わって、お互いの駒がぶつかり始めたら序盤は終わりです。
↑こんな感じで、どちらかが攻撃を仕掛けた段階で序盤から中盤に移ったと考えましょう。
ここからは駒組みというより、駒得を重点に置いて指していくことになります。
序盤の考え方
本格的な戦いに向けて準備を整える
序盤は、中盤~終盤の本格的な戦いに向けて準備を整える段階と考えましょう。
将来的な戦いの備えて王様を固く守ったり、敵の陣地を破るのに理想的な攻撃の形を整えたりするのが基本的な序盤の指し方になります。
↑画像は石田流三間飛車の理想形。
将来を見越して指す
また、将来を見越しながら指すというのも大事です。
王様を囲うのも将来を見越しての事ですし、玉近くの端歩を突く一手も将来的な王の逃げ道を確保するという意味があったりします。
序盤に端歩を突いていないと、将来的に上画像のような詰み筋を作ってしまいますね。
序盤に玉近くの端歩を突いていれば、こういった終盤の詰み筋を消すことができます。
こんな感じで、中盤~終盤を見越しながら指すのも非常に大事になってきます。
終わりに
という訳で、序盤の進め方や考え方についての記事でした。
具体的な序盤の打ち方は、自分の使う戦法の定跡本を一冊買って読んでみるのをおすすめします。
序盤とはいえ、相手の対応によって変化は沢山あるので、網羅的に学ぶなら定跡本が一番だと個人的には思います(一つの戦法について紹介している本なら一通りの序盤の変化は学べるはず)
もし、自分の使いたい戦法を決めれていないという方は、下記のように全戦法の定跡がまとめて解説されている書籍もあるので読んでみるといいかもしれません。