※当サイトは一部広告を利用しています。

中盤

【初心者向け】将棋の中盤に弱い人が意識すべきこと

どうも泡さんです。

今回は『中盤に弱い…』なんてお悩みの人向けに、中盤に意識するべきことというテーマで初心者の方向けに記事を書いていこうと思います。

僕自身、特段中盤が得意という訳ではないんですが、大まかにこういった事を意識しておくといいよ的な感じで見てもらえると幸いです。

管理人の棋力的に三段~四段レベルの話なので、それ以上の方には参考にならないと思います。というより、有段者から見たら当たり前の事しか書いてないです(笑)

中盤に意識すること

なるべく駒得を狙う

まず、一番意識しておくべきなのは駒得ですね。

簡単にいうと、相手の価値の高い駒と自分の価値の低い駒の交換を目指すことです。

ちなみに、駒の価値的には下記のような感じになります。

飛車>角>金>銀>桂馬>香車>歩

例えば、自分の桂馬を渡す代わりに相手の銀を取れれば駒得になりますね。

こういった駒の価値を考えながら相手の駒と自分の駒を交換していくことで、中盤以降を有利に進めれるので駒の損得勘定はなるべく意識しておきましょう。

逆に言うと、相手より駒損しないように立ち回るのも大切です。

駒がぶつかった後どんな形になるか考える

序盤の駒組が終わってお互いの駒が本格的にぶつかり始めたら、大まかに駒がぶつかった後の形を考えておくのも大事です。

というのも、その場その場で対応を考えてしまうと、既に駒損が確定してたみたいな状況になることが中盤では結構あるんですよね。

少し難しいとは思うんですが、自分が指した後、ザックリと相手がどんな手を指してくるか?を予想しながら指すと大きな駒損をしにくくなります。

この辺りは、同じ戦法で実践を繰り返したり、定跡の本を読んだりしていけば、自然と駒がぶつかり合った後の変化も予測できてくると思います。

終盤の寄せに必要な駒を取りに行く

中盤~終盤にかけての話なんですが、寄せに必要な駒を素早く取りに行きましょう。

これに関しては文章だけで説明するのが難しいので、具体例を出してみます。

上画像のようにお互いに飛車を打ち込み、これから終盤に入ろうかという局面。

ここから先手側の立場で、一番早そうな寄せ筋を考えてみます。

例えば、▲7六歩△同歩▲7四歩打△同金▲8六桂打△8五金▲7四歩打という寄せ筋が一番早いんじゃないか?という構想を頭の中で立てたとします。

上の画像は、▲7四歩打まで。

頭の中で寄せ筋を考えたら、次に『寄せに必要なのはどの駒なのか?』という事を考えます。

すると、先程の寄せを実行するのに桂馬が足りないというのが分かると思うので、▲3三飛車成と桂馬を素早く取りに行くといった感じです。

この寄せ筋が正しいかどうか?はさて置いて、寄せ筋を考える→寄せに必要な駒を取りに行くという手順は中盤~終盤にかけて非常に大事になってくる考え方です。

こういった手順を考えようにも、そもそも寄せ方が分からない…。なんて場合は、まずは寄せの手筋などの本で一般的な囲いの崩し方を覚えてみるのもいいかもしれません。

中盤→終盤の変わり目を意識しよう

また、中盤→終盤の変わり目はしっかり意識しておきましょう。

非常に抽象的になってしまうんですが、先程話したように寄せに必要な駒が揃ったらすぐに終盤という思考に切り替えた方が良いです。

初心者の人に多いんですが、駒を沢山取るばかりで相手の王様を詰ませに行かない人っていますよね?終いには、持ち駒は溢れるほどあるのに負けてしまうなんて場面も結構見かけます。

確かに中盤は駒得が大事なんですが、終盤は駒得よりも寄せのスピードが勝敗を分けます。

中盤→終盤という思考の切り替えが出来てないと、いつまで経っても駒を取りに行ってしまうんですよね。駒得はもちろん大事ですが、それに固執しすぎないようにするのも大切です。

終わりに

という訳で、中盤に意識することについてのお話でした。

一応、最後にまとめておきます。

  • 中盤はなるべく駒得を狙ってみる
  • 大まかに駒がぶつかった後の形を予想してみる
  • 終盤の寄せに必要な駒を素早く取る
  • 中盤→終盤の変わり目を認識しておく

こんな感じの事が、中盤には大切になってくるのかなと個人的には思ってます。

それでは、今回の記事はこれで終わりです。ご閲覧ありがとうございました!

ABOUT ME
泡さん
学生の頃に将棋を始めて半年でアマ初段になりました。得意戦法は四間飛車です。将棋を始めたばかりの人向けに、初段になるまでの方法を発信していきます。