質問:初段を目指すのに戦法は何がいいの?
結論から話します。
受け将棋なら「四間飛車」。攻め将棋なら「右四間飛車」がおすすめです。
初段を目指すのにおすすめの戦法
初段を目指すのにおすすめなのは下記二つの戦法です。
- 四間飛車(しけんびしゃ)
- 右四間飛車(みぎしけんびしゃ)
理由は単純に、動きが分かりやすいからです。
よく初心者向けにおすすめされている戦法でもあります。(他には中飛車など)
とにかく勝率の高い戦法を教えてほしいという意見もあるかもしれません。
でも、初段になるのに戦法の良し悪しはあまり関係ないです。
どんな戦法でも、初段になれます。これは断言します。
受け好きなら四間飛車
受け好きの人には、四間飛車をおすすめします。
↓四間飛車の基本形
変化が少なく、分かりやすいのが特徴です。
相手の戦形に関係なく、四間飛車は組むことができます。
シンプルで分かりやすいうえに、実戦向きという初心者に打ってつけの戦法です。
もし定跡の本を買うとしても、四間飛車なら一冊で十分。それくらい簡単です。
僕自身、初心者の頃から愛用しています。
攻め好きなら右四間飛車
自分から積極的に攻めたい人には、右四間飛車をおすすめします。
↓右四間飛車の基本形
四間飛車と同じく、単純な変化で分かりやすいです。
でも、角交換に持ち込まれると若干複雑な変化になります。
それでも、上手く型にハマると、痛快な攻めができる戦法です。
一方的に攻める展開が好きな人には堪らないと思います。
居飛車と振り飛車どちらがいいの?
最後に初段を目指すうえで、「居飛車と振り飛車どちらがいいの?」という話をしていきます。
これも初心者の頃によく浮かぶ疑問だと思います。
結論をいうと、個人的には「振り飛車」がおすすめです。
というのも、下記のような理由からです。
- 居飛車は覚える必要のある定跡が多い
- 振り飛車は本一冊である程度の定跡は分かる
特に相居飛車の急戦は変化が複雑すぎて初心者の内はとても覚えられません。
相居飛車の定跡は有段者でも完璧に理解している人は少ないです。
実際、僕は四段になった時点でも、急戦の相居飛車の定跡は知りませんでした。
もしそれでも居飛車をやりたいという人は「なんでも矢倉」という本をおすすめします。
この辺の詳しい話は下記↓の記事を読んでみてください。
終わりに
以上で、「初段を目指すのに戦法は何がいい?」という話を終わります。
お疲れさまでした!