- 将棋の中盤の考え方が分からない。
- 将棋の中盤って何をすればいいの?
こんな疑問を持った人向けに、この記事では将棋の中盤の考え方について解説していきます。
中盤の基本的な考え方
将棋の中盤の基本的な考え方は下記になります。
- 駒得を目指す
- 飛車角銀桂馬を捌く
- 寄せに必要な駒を取る
この「駒得を目指す」「飛車角銀桂馬を捌く」「寄せに必要な駒を取る」のは中盤の基本的な考え方ですが、全てに共通するのは持ち駒を増やすということです。
何故中盤に持ち駒を増やす必要があるか?というと、寄せのスピードに直結するからです。終盤は駒の損得より速度という格言の通り、終盤に入ってから駒を取りに行っているようでは負けてしまいます。
そのため、終盤に備えて如何に中盤に持ち駒を増やすかは、中盤の大切な考え方です。
中盤の指し方の具体例
ここからは中盤の基本的な考え方「駒得を目指す」「飛車角銀桂馬を捌く」「寄せに必要な駒を取る」に沿った指し方の具体例を紹介していきます。
桂頭の歩(駒得を目指す)
後手が△7五歩と仕掛けてきた局面、中盤に駒得を目指すチャンスです。
▲同歩と取って、△同銀からの▲7四歩打で切り返して、後手の桂馬を取って先手の駒得になります。このように桂頭の歩で駒得を目指せる場面は中盤によくあるので、ぜひ覚えておきましょう。
飛車角銀桂馬を捌く
居飛車急戦対四間飛車の定跡を例にして、中盤の考え方「飛車角銀桂馬を捌く」に沿った指し方を説明します。
例えば上画像のように後手が△4五歩と突いた場面から、
さらに▲3三角成△同飛車▲2二角打△4六歩▲3三角成△同桂▲3四飛車と進み、お互いに攻め駒を捌く展開になります。この定跡の展開ように飛車角銀桂馬を捌くのは中盤の基本的な考え方に沿った指し方です。
寄せに必要な駒を取る
例えば上画像から後手玉を寄せに行くには▲6二香と打ちたいところですが、肝心の香車が足りません。
こんな場合、▲1一飛車成と香車を取ってから、次の▲6二香打を狙うのが寄せに必要な駒を取るという中盤の考え方に沿った指し方になります。
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まとめ
以上、将棋の中盤の基本的な指し方でした!
記事の内容をまとめると、
- 中盤の基本的な考え方は「駒得を目指す」「飛車角銀桂馬を捌く」「寄せに必要な駒を取りに行く」
- 中盤の基本的な考え方に共通するのは持ち駒を増やすということ
という感じになります。それでは!